主体性をもった若者を増やそうというので、「いわゆる市民参加型」のイベントがそこここで目論まれている。だが、その多くは、失敗に終わっているようにみえる。厳しい言い方が許されるなら、たとえ集客があるにせよ、「主体性」とは名ばかりで、主催者側があれこれお膳立てした上での「お客さんとして」のプレーヤーの集まりに終わっているのが実情ではなかろうか。
教育学プロパーで、主体性教育がらみの小さな論考をいくつか書いてから早10年近くになる。以来、教育分野やNPO、市民団体がらみで、書いたことを実践に移し、その都度、検証してきたわけだが、基本線は今持って間違っていないのではないかと、生意気にも思っている。
それは、何かといえば、どんな プロジェクトをやるにしても、どんなイベント企画にしても、
興味そそられ集まってきた人たちを「お客さん」としての参加者ではなく、主催者側の戦略軸にさえなりうる「主体として」の参加者
さらにいえば、イベントや企画の趣旨に賛同し「わがこと」「わが問題」として解決を目指す共同探求者として位置付けることこそが、「主体形成」には欠かせない。
ということだ。(続く)
Lightning to HDMI/Audio/VGA 変換 アダプタ MASAYA Lightning Digital


